111に猫旅立つ

犬のように人懐っこいとか、明るいとか、前向きとかとは全く反対の白猫シッシ。ワンワンワンの日に旅立ちました。たぶん80歳くらい。今まで何匹も猫が亡くなったけど毎回看取りができなかった。前回の猫も病院でひとりきり。可哀そうだった。同じ後悔は絶対いや。1週間前から水しか飲めなくなった。魔法のチュールも食べない。いまかいまかと緊張の日々。そしてその時が来てしまった。いつもはうずくまって寝ているのに落ち着かない夜。気づくとテーブルの隅で小さくなっている。孫ほど年の離れたフウタが大好きでフウタのベッドに連れていくと自分からなだれ込む。身体の匂いがきつくなってから他の猫は寄り付いてくれなくなった。寂しかったよね。この時ばかりはフウタが抱きしめて舐めてくれた。過剰なくらいに。安心した表情。フウタ有難う。

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大好きなフウタといつも一緒。最後にハグ&ペロ。


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1ヶ月前、元気に散歩。

 

 

顔はもうダメ。。って表情だけど心臓が動いている。苦しまないで連れて行ってほしいと仏壇にお参りする。シッシの傍にずっといたのに気がつかなかったみたい。初めておっぱい揉みしているところを見た。「シッシ?」と呼んで後ろから添い寝すると「あ!そこにいたの?」って頭をのけぞらせて私の顔をまじまじとみる。おっぱい揉み加速。それからすぐ、何度か痙攣し逝ってしまった。

それから数時間後、ウトウトした私の耳元で「ア~オ」って若い頃の声が聴こえた。「もう苦しくないよ。大丈夫!」って言ってる、それくらい可愛い声だった。

マンション住まいだから散歩に行けなかったけど、旅行に行っては外を歩いた。1カ月前最後の旅行、そして散歩。怖気づいて足が出ない若い子達の前で「外はな、こ~やって歩くんだよ」とノシノシ歩いてみせたり、鳥を追いかけて急にダッシュしたりと先輩猫の貫禄十分。

昨日「苫小牧ペットメモリアルサービス」で火葬をしてもらいました。お世話になること3回目だけど、いつも飼い主に寄り添ってくれて、ペットを大事に思ってくれているのがわかります。遺骨は合同霊園に埋葬してもらったけど「ここなら寂しくないね」と終わった時は気持ちが軽くなりました。ますます寒くなっての屋外仕事ですけど、いつまでもお身体を大事にして頑張ってくださいね。私も猫たちに会いに行きますね。